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静岡大学コンテンツ制作サークルICONの公式ブログです

「デッキ構築型ローグライク」の紹介【サマーブログリレー2021 5日目】

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この記事はICONサマーブログリレー2021 5日目の記事です。

 

こんにちは。プログラミング班1年のふうです。

ICONブログの執筆は今回が初めてですので、お手柔らかにお願いします。



さて、今回私が紹介するのは「デッキ構築型ローグライク」です。すでにこの言葉に馴染みのある方も、そうでない方も是非読んでください。

 

 

「デッキ構築型ローグライク」って何?

 ローグライクで、カードバトルやデッキ構築といった要素の含まれるゲームが該当します。正式に「デッキ構築型ローグライク」という名前のジャンルがあるというわけではなく、筆者が便宜上そう名付けています。Steamでは「Roguelike Deckbuilder(ローグライクデッキ構築)」というタグが存在します。...ちょっと待て、そもそもローグライクって何なの?と思った方もいるかもしれないので、ローグライクについて補足しておきます。ローグライクとは、ローグというゲームに類似したゲーム全般を指す単語です。毎回ダンジョンの形が変化する死んだら一からやり直し、などの特徴を持っています(一部例外アリ)。代表的なローグライクに、「不思議のダンジョン」シリーズがありますが、ゲームシステム的にはローグの特徴をほとんど受け継いだ王道なローグライクだと言えます。それらとは異なり、デッキ構築型ローグライクのほとんどは戦闘がカードバトルですので、デッキ構築の要素があります。このデッキ構築がローグライクのリプレイ性とマッチして、何度でもプレイしたくなる時間泥棒と化すのです。楽しいので許す

 

筆者が推すゲームタイトル

Slay the Spire

 「デッキ構築型ローグライクと言えば...」な原点的タイトルです。Steamでの評価は「圧倒的に好評」(2021年9月1日時点)で、世界的に人気です。戦闘がカードバトルで行われ、勝利するとカードをランダムな3枚のうちから1枚選べるのですが、種類が豊富でいろいろなデッキ構築が楽しめます。最初は1面すら突破できませんでしたが、ローグライクらしく死に覚えでゲームの理解を深め、最終的にはクリアすることができました。ただし、一度のクリアは通過点に過ぎず、今度はアンロックされたキャラやカードを使ってクリアしたり、新しい難易度に挑戦したりとやりこみ要素が多く、何度でもプレイしたくなるゲームとなっています。

 

Roguebook

 ファンタジーな世界感で、クオリティが高いと感じた作品です。それもそのはず、「Faeria」の開発チーム並びに「Magic: The Gathering」のデザイナーであるRichard Garfield氏によって制作されています。前述したSlay the Spireに影響を受けた作品の1つですが、Roguebookでは2人パーティで行動する点が他作品と大きく異なります。キャラ間のシナジーや、前衛・後衛を意識したゲームプレイが斬新でした。また、探索面も重要です。本のページにまっさらな六角形のタイルマップが広がっており、筆とインクを使うと見えない部分が可視化され移動できるようになっています(なお、この本は「Faeria」の世界に登場する呪われた本という設定のようです)。筆とインクには限りがあるので、考えて使う必要がありました。

 

One Step From Eden

 ドット絵と雰囲気が良さげだったので購入しましたが、内容も面白くてドハマりした作品です。一風変わった戦闘スタイルで、ロックマンエグゼのようなアクションが特徴的です。他作品のターン制に慣れていたので、最初にプレイしたときは戦闘の速さに頭が追いついていませんでした。敵の攻撃を避けつつスペルをキャストする必要があるので、アクションの腕前が求められます。余裕が出てくると、トレイラーに出ていたようなコンボができるようになります。

 

Monster Train

 悪魔の軍勢を率いて天使たちから地獄を救おうという内容の作品です。最後の炎を積んだ列車が地獄の心臓部へたどり着くことが目的なのですが、天使たちがどんどん乗り込んでくるので迎撃する必要があります。モンスターの陣営がいくつかあって、2つ選べるので組み合わせによってプレイスタイルが変わるのが面白いです。

 

Blood Card

 ダークファンタジー全開の作品です。山札=HPという独特なゲームシステムで、カードを引くときさえドキドキしてしまいます。さらに一定ターン数で死神が乱入し、敵味方問わず全体攻撃を仕掛けてくるので、素早く戦闘を終了するか防御カードで耐える必要があります。絵柄的に人を選ぶかもしれませんが、デッキ構築型ローグライクが好きな方ならきっとハマる作品だと思います。

 

Night of Full Moon (満月の夜)

 なんとこのゲーム、無料です。元はスマートフォン用ゲームだったためDLCがいくつかありますが、DLC無しでも十分なボリュームです(動画はDLCのトレイラーです)。赤ずきんが突然いなくなってしまったおばあさんを探しに暗い森へ向かう物語で、道中童話に出てくるような個性的なキャラクターと戦闘していきます。コンティニューがあり再戦可能なのでローグライクの中では易しい設計となっています。


Chrono Ark

 キャラクターがアニメ風でかわいいので購入した作品です。複数人パーティでRPGのような戦闘画面ですがしっかり構築要素はあります。難易度はかなり高く、序盤の敵でも気を抜くと全滅してしまうので上級者向けだと感じました。まだアーリーアクセスのゲームでアップデートが続いています。今後の開発にも注目したい作品ですね。

 

Meteofall: Krumit's Tale(クルミットの物語)

 「Adventure Time」を連想させるようなカートゥーンっぽい絵柄で、好みは分かれそうですが個人的には癖になる感じで好きです。ヒーローのデッキ(アイテムやアビリティ)がダンジョンのデッキ(モンスター)にシャッフルされ、3×3にタイルが配られます。タイルを一つ取り除くと、空いたタイルにデッキから配られます。ダンジョンをクリアすると、新たなカードを手に入れることができます。盤面や状況に応じて、どの敵から倒していくかじっくり考えることが求められるので、パズルのような楽しさがあります。


Dicey Dungeons

 サイコロの出目を消費して戦うデッキ構築型ローグライクです。いくつかの装備品でデッキを作ることができ、その装備品を使うためには特定のサイコロの出目や、同じ出目のペアが要求されます。サイコロはある程度振り直しができますが、バランスよくデッキを構築することが勝負のカギです。


おわりに

 最後までブログを読んでいただき、ありがとうございます。デッキ構築型ローグライク、どうでしたか?ほんの一部ですがいくつかゲームも紹介しました。気になったものがあれば詳しく調べてみてください!