【ゲームエンジン】Unreal Engine4の紹介【新歓ブログリレー2021 2日目】
この記事は ICON 新歓ブログリレー2021 2日目の記事です。
はじめに
こんばんは、プログラミング班元班長の鈴木です。
今回は時間が無いので急ぎ足でお送りいたします。
2020年度は個人的なゲーム制作は進めていたものの、正直プロ班としての活動が殆どできていなかったので、せめて今回のブログはプロ班っぽいことするかーということで今回はゲームエンジンであるUnreal Engine4の紹介をしてみようかと思います。
過去に私が書いたゲーム制作関連の記事はこちらです↓
よろしければこちらも合わせてどうぞ。
・音ゲーって作れるの?
→この記事、2年前に書いた記事であるのにもかかわらず、未だにアクセスが多くて正直驚いています。もうちょっと詳しく書いておけばよかったですね......
→ICONに入ってSTGを作ってみたい方におすすめ(?)
ゲーム制作関係ないけどぜひ読んでいただきたい記事↓
・【初心者向け】「東方原作STG」&「弾幕避けのテクニック」紹介【サマーブログリレー2020 2日目】 - ICON公式ブログ
→東方に興味がある方や、弾幕STGが苦手な方に超おすすめ。東方新作出ますからね!
本題
Unreal Engine4って?
そもそもUnreal Engine4(以下UE4と略します)とは、ゲームエンジンの一種です。
ゲームエンジンとは、「ゲーム制作に必要な機能が詰め込まれており、ゲーム制作をする際により効率的にゲームを作るためのソフト」と認識してもらえれば問題ないと思います。まあ要はゲームを作るためのソフトウェアです。
例えばICONの記事で言えば、
Unityで美少女JKを召喚し、赤スパを投げて優勝した話【ICONサマーブログリレー2020 6日目】 - ICON公式ブログ
↑のCrepeさんが使っているUnityも有名なゲームエンジンです。Unityという名前に聞き覚えのある方もいるのではないでしょうか。
ICONではUnityを用いた勉強会をすることが多いのですが、今回は敢えてUE4を紹介していこうと思います!
Unreal Engine4の特徴
・基本無料!
UE4は誰でも全ての機能を無料で利用することができます。作品を公開する際にはロゴを入れなければならないなどの制約もありません。
(一応、作品を販売した際の収入が莫大になった場合には売り上げの一部を支払う必要がありますが、個人制作レベルではこの支払いが発生することはまず無いです)
ちなみにUE4の開発元はフォートナイトで有名なEpic Gamesです。もちろんフォートナイトもUE4製ですね。
・ブループリント
何と言ってもUE4の最も特徴的な機能のひとつ、それがブループリントです!
このブループリントは、標準で利用できる機能なのですが、なんとプログラムを書かなくてもゲームが作れるのです!
下の画像のように様々な機能を持ったノードを線でつないでいってプログラミングを行います。キーボードで文字をひたすら打ち込んでのプログラムが必要ないということです。特にゲーム制作もプログラミングも初めてやるという方には非常にとっつきやすい機能なのではないでしょうか。
ちなみに、上のブループリントによる動作を疑似コード的に書いてみるとこんな感じです。
Chara_HP = Chara_HP - Damage
if (Chara_HP <= 0){
//ゲームオーバー処理
}
プログラミング経験者ならキーボードで打った方が速いんじゃね?と思うかもしれないですが、使ってみると想像以上に便利なんですよねこれが。時間が無いので詳しいことは書けませんが、プログラムを視覚的に見ることができるのはやはり便利です。
もちろん、このブループリントのみでしかプログラムできないわけではなく、プログラムを書いてプログラミングすることも可能です(UE4はC++を用います)。
・綺麗なグラフィック
Unreal Engineはグラフィックが良いことでも知られおり、映画で使われることもあるほどです。特にリアル調のグラフィックが非常に強力です。一方、アニメ調のグラフィックのゲームを作りたい場合には少し工夫が必要になると思います。(実際私もキャラクターのシェーディングをアニメ調にするのにはそこそこ面倒でした)
こちらは最新のUE5のデモ映像ですが、ヤバすぎません?コレ。(語彙力)
もはや実写と変わらないですよね。
一応Unreal Engine4の欠点もいくつか紹介しておきます。
・日本語の情報が少ない
UE4は海外ユーザが多く、Unityと比べると日本語の記事が少ない印象です。とは言っても、最も有名なゲームエンジンのひとつであるので大体の事は日本語の情報が見つかると思います。
困るのは珍しいエラーが出たときでしょうか。私もエラーが出たときに対処法がわからず英語の記事をひたすら読み漁ったことがあります。
しかし、(殆ど英語ではありますが)公式のアンサーハブが用意されているので、ここにある質問と回答の記述を見れば珍しいエラーも何とかなります。
・PCスペックが必要
グラフィックが良いためかUE4はエディタの動作がかなり重いです。おそらく、ゲーミングPCでないとグラフィック品質を最低設定にしてもかなり厳しいです。快適に制作したい場合はゲーミングPCがほぼ必須です。
(一方でUnityは動作が軽くて少し驚きましたね)
UE4?Unity?
ゲームエンジンを使ってゲーム制作をする場合には、大体はUE4かUnityの二択になると思いますが、どちらも利点・欠点が存在するのでどちらでゲームを作るのか......なかなか決めかねてしまうかもしれません。(私は確かUnityの動作が軽いという点と、UE4のグラフィックの綺麗さという点でどちらを入門しようか悩みましたね......)
ところが実はこの両者、ゲームの作り方や機能なんかで結構似ている部分が多いんです。
UE4の入門書にも「この○○という機能はUnityで言うところの△△です。」みたいな記述があったりする程です。
私は主にUE4を用いてゲーム制作を行っていますが、半年ほど前に機会があってUnityでも簡単なゲームを作ってみたことがあります。
つまりUE4の後にUnityに触れたという事なのですが、本当に似ている部分が多くて驚きましたね。「名称だけ違うけど同じような機能」も多くありました。
何が言いたいかというと、UE4かUnity、どちらか片方を習得してしまえば、もう一方も比較的簡単に習得できてしまうということなのです!
そのため、この2つのゲームエンジンで迷ったら、まずは気になった方からとりあえず始めてしまえば良いと思います!
一方に慣れたらもう一方も試してみると良いでしょう。
「迷ったら両方!」ですね。
ICONのプロ班ではUE4の勉強会をすることは多分無いですが、一応プロ班の活動時に私が個別でお教えすることは可能なので、UnityよりUE4やってみたいよーって方がいましたら是非お声がけください。
最後に
今回の記事は今までにないほど爆速で書き上げたので、雑な記事になってしまい申し訳ありませんが、この記事でUE4について少しでも知っていただけたのでしたら幸いです。
今年のプログラミング班は新歓で自作ゲームの展示会やゲーム制作体験会を開催するようなのでプログラミングやゲーム制作に興味のある方、ぜひお越しください!
ICONでお待ちしております!
それでは、また~