ICON公式ブログ

ICON公式ブログ

静岡大学コンテンツ制作サークルICONの公式ブログです

【個人制作】ゲームってどうやって作ってるの?【新歓ブログリレー2022 1日目】

(この記事は、ICON 新歓ブログリレー2022 1日目の記事です。)

f:id:iconcreator:20220402161020j:plain

サムネ→適当にUnsplashから拾ってきた

フリー画像にしてはクオリティ高いのでかなりおすすめ

unsplash.com

はじめに

こんにちは、プログラミング班のふうです。

新入生の皆さん、静岡大学にご入学おめでとうございます。

 

この3月、新入生向けの内容でブログを書こうと思っていましたが、何を書こうか悩んでました。正直全くネタが思いつきませんでした

 

突然ですが、皆さんは春休みの間に何かやっていたことはありますか?勉強、趣味、遊びなどいろいろあると思います。自分はそれに加えて、ゲーム制作の勉強をしていました。勉強をしていたと言っても、ただただ暇な時にゲームを作っていた感じでしたが。

 

今回の記事では、春休みに作っていたゲームを例に、ゲームがどんな流れで作られていくかざっくりと紹介していきたいと思います。

おことわり

経験者からしたらさまざまな意見を持たれることかと思いますが、あくまで自分流のやり方、説明ですのでこれが正しい!とかではなくそういう例もあるんだな~って感じで読んでくれると幸いです。これに関しては本当に人それぞれです。

あと、ここではプログラムや難しい用語は極力使わずに説明しようと努力しましたので安心してください。

最初の関門・アイデア出し

始めにどんなゲームを作るかを考えるのは避けられないことです。

ここからのルートですが、まず大きく分けて2種類に分けられます。

 

1つ目は、「再現系」です。

既存のジャンル、あるいは特定のゲームを再現したり、似たような作品を作ります。

例えば、アクションゲームだったら昔のマ〇オのように2Dの横スクロールアクションを作りたい!だったり、パズルゲームだったらテ〇リスのような落ちゲーが作りたい!って感じです。

この方法は簡単で、初心者にもおすすめです。すでにプレイ画像や動画として完成形がありますし、ネットにもそれらしい作り方やプログラムがそのまま載っていることが多いので、イメージがしやすいです。

どれも似たような作品になってしまうのが難点です。公開するときは著作権には十分注意しましょう。

f:id:unrealfew:20220330184803p:plain

一度はブロック崩しを作りたい!ということで作ってみました。

2つ目は、「新規系」です。

こういうの今まで無かったよな~って感じゲームのアイデアを出します。個人的にこの工程は難しく、第一の関門だと勝手に思ってます。(ただ、考えている時間が一番楽しかったりするんですけどね)

新しいアイデアを出す方法の1つに、既存のアイデアを組み合わせる方法があります。例えば、ジャンルを2つ以上組み合わせる(パズルゲーム×音ゲーとか)方法は、よく使っています。もちろん、調べたら前例があったり...というのはよくあることですが、ゲームをプレイしてもらったときに新鮮さを感じるのはこちらの方でしょう。

難点は、参考になるサイトなどが少ないことです。どのように作っていくかがイメージしにくいです。

f:id:unrealfew:20220330220153p:plain

カードバトル×ディフェンスがなかなか良さそうな案だったので作ってみた(画像は制作中のものです)

既視感...?

iconcreator.hatenablog.com

ゲームエンジンとプログラミング

何を作るのか決まったところでようやく本格的な制作に入るのですが、私の場合、「ゲームエンジン」と「プログラム」の2つを駆使してゲームを作っています。

ゲームエンジンとは、簡単に言えばゲームを作るためのソフトウェアのことです。ゲームを作ったり動かしたりするのに必要な機能や便利な機能がそろっています。

プログラムは、皆さんおなじみ(?)の英数字の羅列のことです。あれはざっくり言うと、コンピュータに「こう動いて」とか「この計算をしなさい」という命令が記述されているのです。

ゲームエンジンのおすすめはUnityかUnreal Engineです。どちらも高クオリティのゲームを作ることができますし、有名ゲームにも使われていたりします。

私はUnityを使っています。ゲームエンジンはいろいろ試しましたが、2Dゲームが作りやすかったのはやっぱりUnityでした。

unity.com

Unreal Engineもいいぞ

iconcreator.hatenablog.com0

ゲームエンジンを使うメリットは、ゲームのステージに直感的に物を配置できることや、重力や当たり判定といった難しい処理をプログラミングする必要がなくたったの数クリックで付けられる点です。

f:id:unrealfew:20220402143706p:plain

Unityの実際の画面。
ゲーム内の1つ1つの物に対して当たり判定や自分で書いたプログラムをつけられる。(画面右側)
数値などによる詳細設定も可能

途中で必要になった画像などはフリー素材から借りるか自分で描いて入れます。私はドット絵が好きで、編集などにAsepriteというペイントツールを使っています。

store.steampowered.com

f:id:unrealfew:20220402150435p:plain

Asepriteの画面。Sampleって書きたかった
同じ比率でピクセル単位で拡大縮小できるの便利

f:id:unrealfew:20220402151055p:plain

実際にUnityにドット絵を入れて編集している様子。
テキストなどのレイアウトを細かく設定。

肝心のプログラミング部分は割愛。多分それだけで数記事いってしまうので...

で、いろいろあって最初の画像みたいにちゃんとしたゲームになります。

本当は最後に私物のタブレットに自作ゲーム入れて遊んでる様子を紹介したかったのですが、機材の関係で断念しました。

おわりに

説明下手だったかもしれませんが、「こんな感じで作ってるのかー」とか、「なんとなく面白そう!」と思っていただけたら嬉しいです。ICONのプログラミング班(通称:プロ班)ではゲームプログラミングの勉強会などを行っています!(今年度はUnityの勉強会もやる予定です)新歓ではサークル紹介や作品の展示をするつもりですので興味がある方はぜひお越しください~