【ゲーム紹介】「アトリエシリーズ」の紹介&おすすめ【ICONサマーブログリレー2019 2日目】
この記事はICONサマーブログリレー2019 2日目の記事です。
はじめに
こんばんは、プログラミング班班長の鈴木です。今回でICONブログを書くのは2回目になります。夏休みということで少々テンション高めでお送りいたします。
前回書いた記事はこちら
前回はプログラミング・ゲーム制作関連の比較的真面目な記事になりましたね。プロ班班長ということで今回も真面目な記事を…と思いきや!今回は僕がハマったゲームをただただ紹介&おすすめするだけの記事となります() 真面目なゲーム制作は夏休み開始直後から現在までずーーーーーっと*1やっておりますので軽い息抜きです。
今回紹介するゲームは、タイトル通り「アトリエシリーズ」になります。知らなかった方も、知っていたけどプレイしたことがなかった方も是非読んでみてくださいね!
僕は大学に入学してちょっと経ってから(ちょうど約1年前ですね)Nintendo Switchを購入しました。最初のソフトは「スーパーマリオ オデッセイ」と「リディー&スールのアトリエ」を購入したのですが、そこからもうアトリエどハマり一直線です。*2「アトリエシリーズ」は、そこそこ有名なゲームだとは思いますが、「タイトルは知ってるけどプレイした事はない」という人が多く、周りにプレイした事があるという人が全然いなかったので、みんなゲーム内容知らないのかな...?って事でこの機会に紹介させていただこうかと思います。実際僕もゲーム内容はほとんど知らず、物は試しに...と勢いで買ったらどハマりですからね。
今回は「アトリエシリーズ」のゲーム内容や、初めてプレイする場合はどの作品からプレイすべきかをSwitch勢の視点から紹介していきます。
主にSwitchを持っている方を想定した記事にはなりますが、PS版,Steam版もあるゲームですので、Switchを持っていない方でも全然大丈夫です。
アトリエシリーズは今月末に最新作が発売されるので是非読んでいってくださいね!
※9/21 一部内容を修正しました。体験版について追記しました。
「アトリエ」の紹介
今回は「アトリエシリーズ」の紹介をメインに書いていきます。
特にこの記事を読んでもらいたい方
・「アトリエシリーズ」を知らなかった
・「アトリエシリーズ」という名前だけは知っているがプレイはしたことがない,どんなゲームか知らない
・「ライザのアトリエ」がちょっと気になっている
今回は紹介がメインになるのでこのような感じになりました。
結構詳しく説明していこうと思うので長くなるとは思いますがお付き合いいただけましたら幸いです。時間がない方はとりあえず「3.詳しく説明します!」は飛ばして読んでいただければよいかと思います。
1.そもそもどんなゲーム?
それでは早速紹介に入りたいと思います。(僕もまだそんなにたくさんの作品をプレイしているわけではないので、システム面などは僕がプレイした作品の範囲での紹介になりますがご了承ください。)
アトリエシリーズと言えば少し前に、今月発売される最新作の主人公がめっちゃ話題になりましたよね。これでアトリエシリーズを初めて知った方も結構いるんじゃないかなと思います。さて、その最新作の話は後程書くことにして…
アトリエシリーズ(「アトリエシリーズ」って長いので以下では「アトリエ」と略して呼ぶことにしますね)はどの作品もゲームジャンル的には基本的にRPGとなっています(例外あり)。しかし、ただのRPGではなく、とても特徴的なシステム「錬金術」が存在します。
錬金術と言えば、昔行われていたという「卑金属から金を作り出そうとする技術」のことを想像されるかと思いますが、アトリエでの錬金術*3は、その作りだす物や材料の種類を大きく広げたようなものになっており、金ではなく「アイテムを作りだす」ものになっています。簡単に言ってしまえばアイテムを組み合わせてアイテムを作るわけですね。ここで「あれ、アイテムからアイテムを作るシステムって別に特別珍しくなくね…?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、アトリエはここが違います。
①材料となるアイテムを自分で採取しにフィールドに出かける(材料は敵からもドロップしますが、基本的にはフィールドにある草花や岩などから入手します)
②全てのアイテム・材料には品質・特性などの個性がある(同じ種類のアイテムでも全て質や効果が違う)
③同じアイテムを作る場合でも使う材料によって完成するアイテムの効果が大きく変わる
特に上の2,3がアトリエの錬金術を非常に奥深いものにしていると言ってもいいかもしれません。僕は元々「アイテムを作る」ようなシステムが好きなのもありますが、この2,3の要素がどハマりしてもうアトリエが手放せなくなっています。(特性とはアイテムについている効果の事で、調合(錬金)時にアイテムに継承させることができます。火力が上がったり、品質が上がったり、中には特殊な効果が出るものもあったりします。このシステム周りの説明に関しては長くなりそうなので詳しくは「3. 詳しく説明します!」で書かせてもらいますね。)
主人公が錬金術をする目的やゲームの目的は作品によって様々ですが、基本的には先ほど説明した錬金術を駆使して様々なアイテムを作ることで、依頼やクエストを達成したり、敵を倒したりしていくのはどの作品も大きく変わりません。「街の外に出て素材アイテムを採取しに出かける→アトリエに戻ってアイテムを調合する」というのを繰り返すのが基本な流れになります。フィールドにはもちろん敵(モンスター・魔物)もうろついていて、これに当たると戦闘になります。戦闘は基本的なRPGの「ターン制コマンド選択式」戦闘になります。僕は基本的に、戦闘が「ターン制コマンド選択式」のRPGにはあまり熱中できず積んでしまうことが多いのですが、アトリエはここら辺が上手く作られています。戦闘と錬金術は全く関係ないと思いきや、実はかなり結びつきが強くなっています。アトリエにおいて戦闘を有利に進めるには錬金術で作るアイテムが不可欠ですが(アトリエはレベルによるステータス上昇がそこまで大きくなく、武器や特性で補強することが多いので、レベル上げまくって無双…とはなかなかいかず、キャラのスキルだけで戦うのは厳しいです*4)、そのアイテムを作るためにはもちろんアイテムを錬金術で調合する必要があります。しかし、これが一筋縄ではいかないのがアトリエです。ちゃんと素材の品質や特性を見極めてアイテムを作らなければ、せっかく作ったアイテムの効果が非常に弱くなってしまったり、物によっては使用した際にマイナス効果が発生してしまったりすることもあります。逆に言うと、素材の品質や特性を見極めて良質なアイテムを調合すれば戦闘が有利に進められるというわけです。工夫してアイテムを作って、そのアイテムの強さを実感する面白さもあるということですね。特に強い特性を付けたアイテムができた時は早く試したくなります笑。アトリエは、一見緩そうな見た目をしていますがボスなんかは普通に強いです。恐らく、何も考えずにアイテムを作っているだけだと勝てないと思います。錬金術を駆使して戦っていきましょう。*5
他にアトリエの特徴を挙げるとすれば、時間経過の概念があることでしょうか。現実的に考えるとアイテムを調合するためにはもちろん時間がかかりますし、採取地に出かけるためにはもちろん移動しなければならないですよね。アトリエではこれらの時間経過も再現されています。時間経過のシステムは作品によって多少異なりますが、「調合するアイテムによって作るのにかかる時間が異なり、調合すると時間が経過する」、「別の採取地に出かけるためには距離に応じた日数が経過する」これらは基本共通しています。作品によっては、〇年以内に△△を達成できなければゲームオーバー、など時間制限があるものもあり、この時間の管理がなかなか難しく、逆に面白いポイントでもあります。
そして、今まで書いたアイテム調合・マップ移動などの選択は全てプレイヤーの任意です。つまり、「いつどのアイテムを作って、いつどこに素材を取りに行くか」は全てプレイヤーが決めることになります。これがまたアトリエが面白くて奥深い大きな理由の1つです。基本的には新しく解禁された採取地に行けばいいのですが、それだと採れる素材が偏って特定のアイテムが作れなくなってしまうため、日数制限・移動時間・調合にかかる時間を考えた上で、満遍なく採取地を回る必要があります。詳しくは後述しますが、特に「アーランドシリーズ」では全体を通して日数制限があるため、なかなか難しいです…が、これを考えて行動していくのがまた楽しくてやめられないんですよね~
その他はだいたい基本的なRPGを想像してもらえれば大丈夫でしょう。お金稼ぎに関しては主にギルドや酒場なんかで受けられるクエストを達成することで稼げます。クエストの種類は採取(素材アイテムを納品)・戦闘(指定モンスターを倒す)・調合(錬金術で調合したアイテムを納品)などがあり、各クエストには期限日がちゃんと決められているため、ここでも日数を気にする必要があります。しかも質の悪いアイテムを納品すると報酬が減額されたりしてしまいます…(逆に良いアイテムを納品すれば報酬がUPします)ちゃんと仕事しろってことですね()
ストーリーに関しては日常系がメインになっていますかね。錬金術士*6としての日常生活を送りつつも、たまにハプニングが起きたり、ヤバい敵が出てきたり…みたいなそんな感じです。普通に日常生活を送っていたと思ったら熱い展開もあったり、ウルっとする展開もあったりで、いろいろな要素が詰め込まれています。また、日数経過のシステム上、「ゲーム内で何年・何ヵ月経過したのか」を意識しやすい作品になっていますが、時間を重ねるにつれてキャラクターが成長していっているのを感じられるのも良い点ですね。キャラクター同士の絡みも単調ではないので、飽きずに楽しむことができると思います。
以上より、まったり系ファンタジーが好きな方、がっつり系ファンタジーが好きな方のどちらも楽しめる作品であること請け合いです。特に、まったり系ファンタジーが好きな方には強くおすすめしたいと思います。
基本的に面白いゲームはBGMも素晴らしいことが多いですが、アトリエも例外ではありません。凄く良いです(語彙力)。何といいますか...すごく雰囲気に合っています。*7アトリエではゲーム内で各マップのBGM変更なんかもできちゃいますし、過去作のBGMを設定できる作品なんかもあります。1周目は普通にプレイしてその作品の雰囲気を楽しんで、2周目はお気に入りのBGMを設定して楽しむ…みたいなのもいいかもしれませんね。
基本的な紹介はこんな感じですかね。
特に錬金術のシステム関連に関しては詳しい事を書くと長くなってしまうので、詳しい事は「3.詳しく説明します!」に書かせてもらいますね。
2.シリーズたくさん!
アトリエシリーズって実は結構前からあるゲームなんですよ。1作目「マリーのアトリエ」(実はスマホ版が発売中です。)は1997年発売ということで僕が生まれるよりも前の作品ですね。
ここでは、最新ハードでプレイできる比較的新しい作品(「ロロナ」~「ライザ」)を軽く紹介していこうと思います。未プレイの作品は僕が知っている限りでの紹介になってしまいますがご了承ください。[僕がプレイ済(プレイ中)の作品は「ロロナ」「トトリ」「メルル」「リディー&スール」「クエストボード」「オンライン」になります。]
〇「アーランド」シリーズ
PS,Steam,Switchでプレイ可能 (ここで書く内容は無印版ではなくDX版*8の内容です)
「ロロナ」~「メルル」に関しては、無印版の発売は2010年あたりですが、DX版となって最新ハードに対応し、昨年再び発売されました。
アーランドシリーズ1作目です。国によってアトリエ取り壊しの危機が迫るのですが、それを回避するために主人公 ロロナが国に認めてもらうために頑張るお話です。
アーランドシリーズ2作目です。今作の主人公 トトリはロロナの弟子に当たります。トトリは、冒険に出て行方不明になったお母さんを探すために冒険し、トトリの成長を見る事ができる作品です。ストーリーが非常に良かったです。涙した人も多いとか。僕もこれはウルっときました。
同じく3作目です。今作の主人公 メルルは一国のお姫様で、トトリの弟子に当たります。メルルは、王族の自分が錬金術士になる事を認めてもらうため、錬金術を使って国を発展させることで錬金術と王族の責務の両立を目指します。
・ルルアのアトリエ ~アーランドの錬金術士4~
「メルル」で一旦完結したアーランドシリーズのまさかの続編、4作目です。今作の主人公 ルルアは、なんとロロナの娘になります!そう考えるとアーランドシリーズは結構壮大なシリーズですね...「ロロナ」「トトリ」「メルル」は10年近く前に発売された作品ですが、「ルルア」は2019年3月発売で、つい最近発売されたばかりの作品です。体験版がプレイ可能です!
アーランドシリーズは調合システムがすごくシンプルで分かりやすく、アトリエの錬金術に慣れやすい作品だと思います。でもその分日数制限があるので初めてだとちょっと大変かも...?
「ロロナ」「トトリ」「メルル」の3本がセットになったセット「アトリエ 〜アーランドの錬金術士1・2・3〜 DX」が約一万円で販売中なので、こちらでプレイするとお得にプレイできます。一万円って聞くと高く感じてしまいますが、3本で一万円ってよく考えるとめちゃくちゃお得ですね*9。
僕は「メルル」がプレイ中、「ルルア」が未プレイです。「トトリ」でこのシリーズに一気にハマってしまったので完結までプレイするのが凄く楽しみです。
〇「黄昏」シリーズ
この記事を書いているときはPSのみプレイ可......だったのですが、なんと先日のTGSで、「黄昏」シリーズのDX版がPS4,Switch,Steamで発売されることが発表されました!!
そのため、PS,SteamSwitchでプレイ可能となりました。
・エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~
アトリエでは珍しい男性主人公 ロジー君が登場する作品でもあり、アニメ化*10もされているという少々珍しい作品です。
「アーシャ」と「シャリ―」に関してはまだ詳しい内容をほとんど知らないため、ここではタイトルのみの紹介とさせていただきます。早くプレイしたい!
僕はこのシリーズは、メインキャラとエスロジのアニメで登場するキャラくらいしか知らずあまり詳しくはないので、PSを持っていればプレイしてみたいシリーズです。というかむしろこれのためだけにPS買うまであります(プレイ予定の作品を全部プレイし終わったら考えます)。SwitchでDX版が発売、ということで絶対買います。歓喜。
〇「不思議」シリーズ
PS,Steamプレイ可能、「リディー&スール」のみSwitchプレイ可能
・リディー&スールのアトリエ ~不思議な絵画の錬金術士~
今作の主人公 リディーとスールは双子の姉妹になります。家族みんなで国一番のアトリエを目指して頑張ります。お母さんとの約束!
不思議シリーズは、調合システムがパズルのようなシステムになっており、奥深い錬金術を楽しむことができます。一見シンプルなんですが、これが本当に奥深く、配置によってアイテムの効果がかなり変わってくるので、調合の面では他シリーズよりかなり頭を使う作品な気がします。一方で、日数制限はめちゃくちゃ緩く、実質自由に行動できるため自由度が高いです。
「ソフィー」と「フィリス」に関しては、「リディー&スール」をプレイ済みなのでキャラ自体はよく知っているのですが、ゲームに関してはまだ詳しくないのでこちらもここではタイトルのみの紹介とさせていただきます。Switch版待ってます。
「ソフィー」と「フィリス」は、Switch未対応ということで、プレイ予定の作品が全部終わったらSteam版でプレイしようかなと思っています。Steam版は日本語未対応(非公式パッチはあるみたいですが)ですが、英語でプレイしてみるのもありなのかも?とか思っています。
と、思っていたのですが、黄昏シリーズのDX版発売が決定したので、近いうちにこちらもSwitch版が来そうな感じがします。それまで待ってみようかと思います。特にソフィー先生は人気No.1ということでめっちゃ需要あると思います。
〇ネルケと伝説の錬金術士たち ~新たな大地のアトリエ~
Switch,PS,Steamプレイ可能
アトリエ20周年記念作品で、歴代錬金術士(主人公)たちが登場する作品です。主人公のネルケは錬金術ができず、ゲームのジャンルも街づくり×RPGという一風変わった作品ですね。
歴代錬金術士たちが登場するということで、先に過去作をある程度プレイしてからのほうが楽しめるかなーということで僕はまだプレイしていません。アーランドを終わらせてからか、アーランド&不思議を終わらせてからか…迷い中です。個人的に街づくりは結構好きなジャンルなので楽しみにしています。黄昏シリーズのSwitch版が発表されたので、アーランドと黄昏をプレイし終わったらやろうかなと思っています。
〇ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~
Switch,PS,Steamプレイ可能
ご存じの方も多いかと思います。話題の最新作です。
システムはまだ完全には理解していないですが、とにかく1つだけわかるのが、今までに比べて3Dグラフィックが超絶圧倒的に良くなっている*11ことですね。アトリエは正直3Dのグラフィックやモーションはあまり良いとは言えませんでした*12が、今作は超絶クオリティになっていますね。
そして戦闘がリアルタイムということでいままでとは違った戦いを楽しめるのではないかと思います*13。他にも採取地調合、アイテムリビルドなんかの新しいシステムが盛りだくさんで、新鮮な気持ちで楽しめそうですね。
何というか、この作品はライザちゃんばかり話題になってしまっている感じがしますが、ゲームシステムもよく見てみると今までのアトリエから工夫されているものや、今までとは変わった全く新しい試みなんかも感じられてその点でも非常に期待できる作品です*14。
9/26発売です。楽しみで仕方ないです。
アトリエ20周年記念サイトで「ネルケ」までの歴代のタイトルロゴを見る事ができますよ!改めてこうして歴代タイトルが並んでいるのを見てみると凄いゲームだなあと思います。
番外編:スマホアプリ
〇アトリエオンライン ~ブレセイルの錬金術士~
なんとこのゲーム、スマホアプリでありがちなスタミナという要素がありません!好きなだけ探索して好きなだけ調合できます。
探索・採取・調合・クエストなんかは本当にアトリエそのまんまです。本当にアトリエをスマホアプリに落とし込んだという感じで、上手くまとめられていると思います。特性のバリエーションが少なくてちょっと物足りなかったりしますが、そこはスマホ版ということでそれがちょうど良いのかなと思います。ストーリーもしっかりしており、ボリュームも結構あるため、無料スマホアプリだからと侮れない作品です。普通にアトリエしてます。
また、歴代作品から数十キャラが登場しており、そのキャラ達を操作することも可能です。*15(ソフィー先生まだですか)って言ってたら先日のTGSで、ソフィー先生の追加が決まりました。やったね。
スマホゲームということでもちろんガチャもあるのですが、ゲーム内通貨の配布が多め*16・各フェスの10連ガチャは毎回初回半額ということで無課金でも楽しみやすいと思います。*17
「オンライン」ということで、本来は「複数人で採取地を探索できるアトリエ」というのが売りなゲームなんですが、正直ソロプレイでも全く問題なくて、マルチでやるメリットは大きくありません。まともにマルチをやったのは経験値稼ぎでダンジョンの階層ワープをする時にやったくらいですかね… ということで、オンラインが苦手な方も安心です。
アトリエオンライン ~ブレセイルの錬金術士~ https://atelier-online.jp/
〇アトリエ クエストボード
こちらは「オンライン」とは違い、一般的なスマホゲーム(スタミナがあって、ステージがあって...)の形式をとっているゲームになります。クエスト(パズドラで言うところのダンジョン)はマス目があるボードの上で、数字がかかれた移動カードを選んでボード上の敵を倒したり、アイテムを採取したりといった感じになっています。
メインストーリーは「ロロナ」のストーリーを簡略化しているイメージで、文章やスチルはほとんど同じです。
こちらも「オンライン」同様歴代キャラが参戦しています。操作できるキャラはだいたい 歴代主人公の一部+「ロロナ」に出てくるサブキャラ と言った感じですが、スキルカードなんかには主人公以外の歴代キャラも出てくるのでアトリエを知っているほど楽しめるアプリだと思います。
ただ、こちらよりは「オンライン」の方が新しいアプリになっているので、スマホのアトリエをやる際は、まずは「オンライン」の方から始めるのをおすすめします。
こちらはアトリエ(特に「ロロナ」)をプレイしてからの方が個人的に楽しめる気がしています。*18
3.詳しく説明します!
この章では「1.そもそもどんなゲーム?」で紹介したシステムを詳しく説明していきます。
3.1 まずは材料を採取しよう
第2章で、アトリエの特徴として
①材料となるアイテムを自分で採取しにフィールドに出かける
②全てのアイテム・材料には品質・特性などの個性がある
③同じアイテムを作る場合でも使う材料によって完成するアイテムの効果が大きく変わる
を挙げましたが、ここら辺を詳しく見ていきましょう。
まず、材料を採取する採取地を選びます。もちろん採取地によって採れる材料アイテムは変わってきますし、敵も変わります。採取地に行くためには日数を消費するので、作りたいアイテムや課題やクエストの期限と相談しながら採取地を決めます。
採取地のマップに入ると、草花や岩、木などにマーカーがついているので、そこで操作をすることでいくつかの材料を入手できます。ちょっと「リディー&スール」で適当に採取してきますね。
(採取中)
3.2 アイテムの特性や品質
はい、こちらが採取できました。(これはあくまで僕が作ったイメージ画像です() )
品質...そのアイテムの品質を示します。もちろん高いほど高品質ですね。作品によっては、日数経過で一部アイテムの品質が下がっていく劣化というシステムも存在します。(要は、植物は枯れるし肉は腐るというわけですね)
特性...アイテムについた効果です。(特性が付いていないこともあります)これはアイテムを作る際に、いくつかを選んでアイテムに引き継ぐことができるため、アイテムの効果や品質を高めたりすることができます。これが一番重要かもしれません。多種多様な特性が存在し、その数は1作品あたり数百種類にもなります。
カテゴリ...材料にする際の分類です。例えば作りたいアイテムの材料に「火薬」が指定されていたら「火薬」カテゴリがついている全てのアイテムの中から選んで素材にすることができます。
カテゴリに関してはアイテム毎に固有のため、アイテムが同じならカテゴリは変わりませんが、品質や特性は同じ種類のアイテムでも1つ1つ異なります。品質と特性の組み合わせを考えれば、1度採取したアイテムと全く同じアイテムをもう一度手に入れることはほぼ不可能でしょう。
例えば、そこら辺の草むらでクローバーを採って来ることを考えましょう。同じクローバーでも三つ葉だったり四つ葉だったり、ちょっと欠けていたり、大きかったり小さかったりしますよね。このように同じアイテムでも1つ1つ異なっているというのがアトリエでのアイテムになります。
「同じアイテムでも1つ1つ違う」というのは面白いシステムですよね。
ここで、いくつかの特性を挙げてみます
「高品質」...アイテムの品質が上がる
「破壊力増加」...攻撃アイテムの威力が上がる
「毒付与」...確率で毒状態を与える
「複数に効果増大」...アイテムの効果対象が多いほど威力や効果が上がる
「技威力+30%」...装備につけるとスキル威力が上がる
このように様々な効果があり、これらを上手く組み合わせてアイテムを作ることで、同じ攻撃アイテムでも威力を強めたり、追加効果を発生させたりできるわけです。どの特性を付けるか悩みながらアイテムを作っていくのがアトリエの醍醐味と言えます。
3.3 アイテムを調合する
③同じアイテムを作る場合でも使う材料によって完成するアイテムの効果が大きく変わる
についても詳しく見ていきましょう。
アイテムを作る際は、指定された材料の中から、採ってきた素材を選んでアイテムを作るわけですが、そこで選ぶ素材の品質や成分によって、できるアイテムがさらに強力になったり、弱体化したりします。(完成するアイテムの品質は、材料アイテムの品質に依存します)
錬金術で作るアイテムには特性とは別に効果が付くものもあります(主に攻撃アイテムや回復アイテムなど)。
例えば、攻撃アイテム「フラム」(爆弾)であれば、「炎ダメージ・中」「炎ダメージ・弱」などの効果が付きますが、悪い素材*19を使ってフラムを作ってしまうと効果は「炎ダメージ・弱」になってしまいます。しかし、ここで良い素材を使うことで「炎ダメージ・中」という、より強いダメージを与えられるフラムが完成します。また、「防御力ダウン・小」などの追加効果を与えるフラムを作ることも可能です。
このように、素材によって特性を付けるだけではなく、アイテムの効果も変わってくるわけです。そのため、強い特性がついた材料を手に入れてアイテムに強い特性を付けても、アイテムの効果を強くできなくて特性が活かしきれない、なんてこともあります。中には、うまく調整しないと効果が消えてしまったり、マイナス効果が発生してしまうアイテムもあります。
4.どの作品からやったらいいの?
9/21 追記:[「ルルア」はSwitchでも体験版が無料でDLできます。下に色々書いてありますが、既にプレイしてみたい作品がある人以外はとりあえずこの体験版からプレイしてみると良いでしょう。]
これからアトリエを始める方向けに、どの作品からやるのがいいのかを考察します。(あくまでもSwitch勢からの視点となりますので、Switchでプレイ可能な作品の中から考察します)
Switch勢の方におすすめな作品は「リディー&スール」、「トトリ」になります。それぞれの良い点・悪い点を挙げておきます。ちなみにストーリーはどちらもかなり良いですよ(しかも若干似ています)。
どちらもシリーズの前作品がある作品ですが、どちらも途中からプレイしても置いてきぼりになることはないのでご安心ください。
◎「リディー&スール」
良い点
・チュートリアルがめちゃくちゃ丁寧
・日数制限が緩い
・パズル的調合システムが楽しい
・サブイベントの発生がわかりやすい
特にチュートリアルは親切すぎるほど丁寧で、これをプレイしておけばアトリエの基本システムは深く考えずともばっちりだと思います。また、日数制限が緩く、一部イベント以外では実質日数無制限なため、自分のペースで進めることができます。また、サブイベントが起こるマップにはアイコンが付くため、イベントを探しやすいのも親切です。
悪い点
・日数制限が緩い
これは良い点にも入っていますが、日数制限が緩いのは逆に緊張感に欠けてしまいます。アトリエの時間経過のシステムを楽しみたい方にはちょっと物足りないかもしれません。
◎「トトリ」*20
良い点
・日数制限がある
・調合システムがシンプル
・特性の合成がない
・採取地が豊富
(・ソフト価格が安い)
日数制限があることで、緊張感があります。気軽に遠くの採取地に行けなかったりはしますが、それを考慮ながらプレイするのも楽しいものです。調合システムがシンプルで非常にわかりやすいです。特性の合成はあったほうが面白いとは思うのですが、無い場合初めてプレイする際にはわかりやすいかもしれません。(あと、現実的な話になりますが、価格が安めなので他作品より買いやすいかもしれません。特にアーランドDX3作品セットはかなりお得ですよ。)
悪い点
・特性がわかりにくい
・特性検索ができない
「トトリ」では「クサイ」「星型の」「玄人向けの」など、一見しただけでは効果がわかりにくい特性が多く、その上材料選択画面では効果が確認できないため、ある程度特性を覚える必要があります。
とは書きましたが、まずは気になるキャラがいる・ストーリーやシステムが気になるなどがあればその作品からプレイしてみるのが一番だと思います。上記は迷った際に参考にしてみてください。
まとめると
・気になるキャラがいる,気になるシステムがある→その作品
・丁寧なチュートリアルが欲しい→「リディー&スール」,(「ライザ」)*21
・日数制限の緊張感が欲しい→「トトリ」
・お得にプレイしたい→「トトリ」,(アーランドシリーズDX)
・流行に乗りたい(?)→「ライザ」
・綺麗なグラフィックがいい→「ライザ」
・とりあえずは無料で試したい→「ルルア」体験版 (9/21 追記)
こんな感じでしょうか。
近いうちに黄昏シリーズDXも発売されますので、そちらが気になる方はそちらも検討してみるのも良いと思います。
(アトリエシリーズはファイルサイズが大きいので、DL派の方は容量に注意しましょう。*22)
5.最後に
今まで書いてきたように、アトリエシリーズは独特のシステムですごく奥深い作品となっています。この記事で少しでも気になったという方はとりあえずプレイしてみることをおすすめします。「ゲームシステムにあまり惹かれない」という方に無理に勧めたりはしませんが、特に「パッケージが萌えキャラだし買いにくいな…」という理由だけで避けていた方は、ゲームシステムが少しでも気になるならとりあえずやってみましょう!アトリエシリーズのイメージが変わるはずです!(ただ、萌え系のキャラが苦手という方は無理せずに…)逆にキャラが気になった方はそのキャラの作品からとりあえずやってみましょう!
最後に
本当は「僕がSwitchを買ってからハマったゲームの紹介」というテーマで他にもゲーム紹介をしようかと思っていたのですが、アトリエだけでご覧の通りの分量になってしまったので、今回はやめておくことにしました。そちらの方はまた機会があればということで... すごい分量になってしまいましたが、全部目を通してくれた方、ありがとうございました。これで少しでもアトリエシリーズに興味を持っていただけたら幸いです*23。 まだ各作品に関しては書きたいことが山ほどあるのですが、それもまたの機会に...
それでは、今回はこのあたりで失礼します。
それでは、また~
*1:文字通り本当にずーっとやっていました; 夏休みが始まってもう1ヵ月が過ぎましたが、友達と遊びに行くなどの出かける用事がある時以外は毎日ほとんど制作(たまにアトリエ)しかしていないです。
*2:僕がアトリエシリーズを知ったのは高校1年生の時です。それまではアトリエシリーズの存在を知ってすらいませんでしたが、高1の時、ふと友人からアトリエシリーズをおすすめされました。本当にちょろっと聞いただけで、ゲーム内容は知らずにほぼタイトルだけ知っているような状態だったのですが(PSもDSも持っていなくてそもそもプレイできない状態だったので、この時はまだプレイしようとは全く思っていなかったです)、なぜか”アトリエ”という単語はそれからずーーっと頭に残っていて、Switchを購入した際によく分からないまま思い切って買ってみたというのが僕のきっかけです。そうしたら今やアトリエは僕が一番好きなゲームになってしまったほどなので、その友人にはもう本当感謝しかありません。ありがとう!!
*3:アトリエの錬金術は、でかい窯に材料をいれてひたすらぐるぐるかき混ぜるだけ...なんですが、ある程度才能が必要で、勉強もしないとできないようです。てきとーにかき混ぜると爆発します() 不思議ですね。
*4:ちゃんと装備に最強特性を付けたりすれば可能かもしれませんが、初見時は厳しいでしょう
*5:作ったアイテムをカゴに入れて持っていくのをお忘れなく...コンテナに置きっぱなしはたまによくあるミスです。
*6:「錬金術士」ってちょっと言いにくいですよね… アトリエシリーズでは錬金術士という単語が結構出てくるので言うの大変そうだなと思いながらストーリー聞いていたりします
*7:Amazonプライム会員であれば「Amazon Music」でアトリエシリーズのサウンドトラックがなんと無料で聴けてしまうので、僕も作業する時にアトリエのBGMを作業用BGMにしていることがよくあります。
*8:DX版とは、DLCや追加要素が収録された、最新ハード対応版のことを指します。DLCが入っている上に無印版よりも安くなっているのでお得です
*9:単品だと4800円です。それでも安いですね...
*10:U-NEXTで観れるので、僕はU-NEXTで視聴しました
*11:初めてTwitterで紹介映像を見た時は暫くアトリエだと気づかずに見ていました。途中まで見てから、あれ?これもしかしてアトリエ!?と驚いたのを覚えています
*12:個人的にはグラフィックの粗さとか気にならないレベルでゲームシステムが面白いのでそこまで気にはならないですけどね。
*13:僕はアクションゲームのようにリアルタイムでキャラを自分で操作する戦闘が一番好きなのですが、その1要素「リアルタイム」がアトリエに来るということでとても楽しみにしています。
*14:アトリエはキャラだけのゲームではないので、ゲームシステムも見て...
*15:ただし、歴代キャラは基本的にガチャで引き当てる必要があります。そこそこ確率は低いですが、通貨配布は多いので無課金でもGETはできると思います(限凸できるかは別として)
*16:超簡単なデイリークエストをクリアすることでガチャ0.4回分の通貨が毎日貰えます。それに加えてログボでも貰えますし、ストーリーを進めることでもかなり貰えます。そのため、他のスマホゲームに比べると配布はかなり多い方だと思います。
*17:ただ、キャラは限界突破方式で、被るとレベルが解放される形式なので無課金では完凸させるのはなかなか厳しいと思います。0凸ではほぼ使い物にならないため、まんべんなく手に入れるよりはお気に入りのキャラのフェスが来た時に一気に引くのがおすすめです。
*18:実際僕も「ロロナ」をプレイした後から結構楽しんでいます。
*19:良い・悪いと言ってしまうと曖昧でわかりにくいのですが、ここら辺は作品によってシステムが全然違うので具体的に書くのはやめておきます。
*20:そういえば最近のゲームってもう紙の説明書がないんですよね。「トトリ」をプレイしていてふと思い出しました。チュートリアルがやけに不親切だと思っていたら電子マニュアルを読み忘れていました…
*21:未発売なのでわかりませんが、最近のゲームなので恐らくチュートリアルは丁寧でしょう
*22:僕はDL派なのですが、最初にケチって「64GBで十分だろ」と64GBという微妙なサイズのSDカードを買ったら、アトリエの容量が予想以上に大きくて普通に足りなくなってしまったので、「ライザ」が出る前にSDカードを買い替える必要があります…
*23:アトリエ仲間が欲しい...!