私のNotion活用法の紹介 ver. 2021.12【アドベントカレンダー2021 7日目】
この記事はICONアドベントカレンダー2021 7日目の記事です。
「はじめに」の内容は記事タイトルとほぼ関係ない身内ネタなので飛ばしてください。
はじめに
こんにちは。Slackでは頻繁にparty_parrotスタンプでリアクションしてるけど対面ではあまり見かけない、ICONの自称レアキャラこと 杞憂 です。稀に定例会に現れたと思ったら、お菓子を配っていたり、「ICONは今年もちゃんと活動してるなァ」と後方腕組彼氏面1をしていたり、なんか補足とか言って急に喋り出したりしてる変人です。今年はコロナ禍であまりお菓子を持っていけませんでしたが、来年は気にせず差し入れできるようになるといいなあ。
…ごめんなさい。お菓子配りはともかく、あとの2つは完っ全に老害ムーブでした。割とガチで反省しています2。来年は定例会では極力目立たないようにするので許してください3。
さてさて、今年もあと数時間で終わりますね。このアドカレ2021もこの記事が最後となります4。いやー、今年もいろいろありましたねー。皆さんは今年一年どうでしたか?ちなみに今年の私は論文の原稿〆切や学会発表の準備やらで間欠的5に忙しかったです。まあ修士課程の学生の本分は研究なので、M1としてはまあまあ充実していたんじゃないですかね。講義もいくつか受けましたけど、比較的余裕がある時期もありましたし。
前置きが長くなりましたが、この記事では、2021年12月現在での私のNotionの活用法の1つ「情報ストック」について紹介したいと思います。といっても正直私はまだNotionを使いこなせていないので、こいつこんな使い方してるんだーくらいに捉えてもらえると嬉しいです。
ちなみに、この記事がICONアドカレ2021のトリであるという事実は駿河湾に沈めてきたので知りません。気負わず気楽に書きます。私の記事は分量が多くなりがちなので、今回は短めに。サクッと読んで紅白歌合戦を観ましょう。そしてまふまふさんの歌う、カンザキイオリさんの曲「命に嫌われている。」を聞こう。聞いてくれ。いや寧ろこんな記事読んでないで今すぐ聞きに行ってくれ。
決して〆切直前で時間がないから分量が少ないのではないです。急に大掃除を始めてしまったわけでもないです。年末だからICONの過去を振り返って「ICON考古学」とかしようと思ったけど資料の整理・分析の作業量の多さに恐れ慄いて断念して急遽ネタを変えたわけでもないです。いいね?
Notionって?
今年の新歓ブログリレーでも少し紹介しましたが、Notionは、何でも多くのことができるオンラインメモツールです。普通にメモするだけでなく、タスク管理やプロジェクト管理、Wiki、さらにはデータベースなんて機能まであって、使い方次第で何でも多くのことができてしまいます。
ちなみに、学生なら無料でProプランを使えます。
私のNotion活用例:情報ストック
私はNotionを主に情報のストック場所として使っています。今回は以下の3つについて紹介します。
- Web記事ストック
- Web小説の読書記録
- 本の読書・貸出返却記録
実は他にも様々なページを用意しているのですが、まだまだドラフト段階だったり、まとまってなかったり、見た目が整ってなかったりするので、彼らはまた次の機会に紹介したいと思います。では、この3つについてもう少し詳しく説明します。
Web記事ストック
「これはあとでまた読むことになりそう」「これは重要そう」と感じたWeb記事は、NotionにWebクリッパーで保存しています。
上の画像のように、NotionにArticleDBというデータベースを用意していて、ここに保存しておきたい記事を追加しています。Tagsというプロパティと後述するタグライブラリを紐付け、各Web記事のタグというかカテゴリ分けみたいなことをしています。
タグライブラリ
Notionのデータベース機能では、Property TypeのSelectやMulti-selectを利用して、そのデータベース内のみのタグのようなものを実現することはできます。例えば先程のArticleDBの「この記事は既読かどうか」を管理するStatusプロパティがまさにそうです。しかし、複数のデータベースで共通して使えるタグのようなものはProperty Typeにはありません。この解決策として「タグ用に別のデータベースを用意して、このデータベースを複数のデータベースと関連付けてタグのように扱おう」という手法がよく取られます。
下のこにゃさんの記事では、この手法を利用してタグライブラリを作り、キーワードとメディア(Webページ、Youtube動画など)を相互に繋いでどちらの軸からでもアクセスできるようにしています。
私もこにゃさんの記事を参考にタグライブラリを用意し、ArticleDBやこのあと紹介するWebFictionDBやBookDBと紐付けています。
Webクリッパー
Notionは純正Webクリッパーを用意していて、私も以前はChrome版の拡張機能のNotion純正Webクリッパー「Notion Web Clipper」を使っていました。しかし、純正だとデータベースにページを追加する際にユーザがプロパティを任意に設定することができません。例えば「未読/既読」を選んだり、記事を読んだメモとかをプロパティに記事クリップ時に一緒に追加したいのですが、純正ではできません。そこで、今はサードパーティ製の「Save to Notion」を使っています。
ちなみに、クリップする対象のWebページがYoutubeだと、サムネ画像を取得してくれます。なので、下の画像のようにサムネ画像を利用したきれいなページもつくれます。
Web小説の読書記録
読書記録とか大層なことを言ってますが、実情としては「何話まで読んだか?」をメモっているだけです。
私はよくWeb小説を読みます6。「小説家になろう」「カクヨム」「ハーメルン」などが代表的ですね。作品を読む際、当たり前ですがどこまで読んだかをメモっておかないと、あとからサイトを訪れたときに続きがどこからかわからなくなってしまいます。ブラウザに残ってる訪問履歴(1度踏んだリンクが青色から紫色になるやつ)は体感3ヶ月くらいで削除されてしまいますし、私は各サイトでユーザ登録をしてないので各サイトが用意している読書履歴も利用できません。そこで以前まではiOSの純正メモに記録していましたが、途中からNotionに換えました。
データベースへの作品の追加は前述のWeb記事クリップと同様に拡張機能「Save to Notion」でやってます。その作品をきりのいいところまで読んだら、データベースのnextプロパティに次の話のタイトルを入力します。
この手法では他の作品に切り替える際に次の話のタイトルを入力するので、頻繁に作品を切り替えるとスイッチングコストが大きくなってしまいます。私は基本的に章単位(章がない場合はきりのいいところまで)で読むタイプなので良いのですが、同時並行で読むタイプの人は別の方法のほうが良いかもです。
本の読書・貸出返却記録
私が買った/借りた本の記録をとっています。主に、買った/借りた本の読書メモ(読んで気づいたことやまとめなど)、本の未読/読み中/読了などの状態、借りた本の返却期限を記録しています。
実はNotion使ってる人たちにとっては定番の使い方で、私のこのページ群も様々な人のBookデータベースの影響を受けています。その中で私のBookDBが最も強く影響を受けている(というかほぼ同じな)のは、Fast Notionというアプリを作っているYuji Tsuburayaさんのこの動画です。ぶっちゃけ私の説明よりこの5分の動画のほうがわかりやすいです…。
Notionのデータベースには数種類の「ビュー(View)」が用意されていて、データベース内のデータはそのままに、表示方法を変えられます。上は「Boardビュー」で、タスク管理WebサービスのTrelloなどのような、いわゆる「かんばん」に近いものです。ちなみにBookDBのデフォルトビューは下のようになります。
プロパティはStatus、Tags、所在、People、期限DBです。重要なのはStatusで、これは後述します。Tagは前述のタグライブラリと関連付けています。所在にはどこのものか(図書館所有or私物)、Peopleには本の著者を入力します。期限DBは後述する図書館期限DBと紐付いています。
BookDBのBoardビューでは、Statusでかんばんの列を分類しています。このStatusでその本の未所持/読了などの状態を管理しています。借りるかもな~という本はNo status、買おうかな~と迷っている本は「検討中」、借りている本は「貸出中/読書中」、買って読んでる最中の本は「購入済/読書中」、読み終わったら「年/月(読了日)」をつけています。
本の個別ページには、本を読んで気づいたこと・まとめなどをメモしています。Boardビューで使うために、本の表紙画像も貼っています8。
BookDBは図書館期限DBと紐付けています。図書館期限DBは、図書館で借りた本の返却期限を管理します。
この図書館期限DBをNotion内の「図書館ページ」から参照し、借りてる本と返却期限がひと目でわかるようにしています。Notionでは、このようにデータベースを他のページから参照することもできます(「Linked Database」という機能)。
まとめ
2021年12月現在での私のNotionの活用法の1つ「情報ストック」について紹介
- Web記事ストック:「Save to Notion」で記事をクリップし、タグライブラリで記事をカテゴリ分け
- Web小説の読書記録:作品ごとに「何話まで読んだか?」を記録
- 本の読書・貸出返却記録:本の未所持/読了などの状態や、貸出期日を管理
おわりに
私がNotion使い始めてもう2年近くになりますが、個人的にやっと見た目が多少はマシなページが作れるようになってきた気がしています。Notionはあとから見た目を整えることが比較的簡単にできるので、とりあえずデータをためておこうってポジティブに考えられて良いなと私は思います。ぜひNotionを使ってみて欲しいし、この便利さ・楽しさを感じてみて欲しいです。もちろん別のサービス(ScrapBox、Obsidian、Bearなど)でもいいと思います。いろいろ試してみて、一番しっくりくるものを選んでください。
それでは、よいお年を!!
あれ?短めって話はどこいった?
おまけ
毎度おなじみ、好きを垂れ流す布教のお時間です。
私は2019年度会長に花譜さんを勧められてハマり、2020/21年度プロ班長から星街すいせいさんを勧められてハマりました。2人のどの歌も好きなのですが、最近よく聴いているのは花譜さんの「彷徨い」、星街すいせいさんの「Stellar Stellar」です。
去年の10月に公開されたMVですが、未だに聴いています。
(私の解釈ですが)友人とは別の道を歩むことになった少女の迷い(彷徨い)と決意が描かれた曲9ですが、花譜さんの儚くて切なくてでもどこか力強さも感じる歌声が凄くあっています。MVの映像を担当された、当時中学生だった依さんのイラストも、あったかいのに切なくて良いです。特にライティングがやばくって、澄んだ空気感というか雰囲気を演出してて凄く良いです。動画の最後のほうの街を一望できるイラスト(3:29あたり)とか迫力やばいですよね。あと、曲とは関係ないですけど、2:29あたりの車の運転席にカンザキイオリさんらしき人が乗ってるのは、色々と想像が膨らんで助かります。
流石すいちゃん、安定の歌唱力です。
(私の解釈ですが)曲の雰囲気といい、実写ベースのMVといい、王道!って感じの曲です。だからこそ安定して強い。2~3ヶ月前に公開されたMVですが、既に450万回以上再生されています。何回も聴きたくなるよねー、私もここ2,3ヶ月頻繁に聴いてる。
余談ですが、誤ってみこちの某動画を私に送りつけないようにしてください。意識的に観ないようにしているので…。
2曲とも、ぜひ聞いて欲しいです。
おしまい!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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アイドルなどのライブで、会場の後方や壁際で推しを見守るように参加しているファンを指す言葉。最近VTuberモノのWeb小説をいくつか読んでいて、そのときにこのワードを知りました。言い得て妙。↩
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実は先日の12月定例会のあとも情24教室から研究室に戻る道中で脳内反省会を開いていました。↩
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言い訳させてもらうと…だってもう5年目ですよ?会長職を経験した身、数人しかいない時期を経験した身としては、数十人(Slack上では60人弱)も在籍していて定例会にも20人以上も出席してる今のICONなんて感動モノです。立派に成長した我が子を見ている気持ちです。もう「ああ、貴方が存在してるだけでお父さんは嬉しい…」状態ですよ。そりゃついつい世話を焼きたくなりますって。↩
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元旦から飛び入り参加しても良いのよ???↩
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一定の時間を置いて起こったりやんだりするさま。↩
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当たり前ですが、Web小説は当たり外れが激しいので、万人におすすめできる趣味ではないです…。(ブログ書いてる私にもブーメランが飛んできてツラいのですが)クセがやや強かったり、流行り(例えば異世界モノや転生モノ、追放モノなどでの定番ネタやお約束など)の知識が読者にあることを前提としていたり、ストーリーに集中できないほど誤字脱字が目立ったり、文章が日本語としておかしかったりする作品もあります。↩
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実はまだ最近読んだ作品しか追加できてなくて、多くの読書記録がiOS純正メモに残ったままになっています。「モブセカ」と「ありふれた」は今追加しました…。純正メモに残ってるやつも早く移動しないと…↩
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歌を聴くとき、私はわりとメロディーに注目してしまうタイプで、歌詞の解釈とか感想とかを書くのは苦手です。だから、以前にブログ記事で花譜さんを布教したときも歌詞については触れていなかったりします。でも、少しでも読者の皆様に興味を持ってもらいたいので、拙いながら書いてみました。↩