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音ゲーマーによる自己流音ゲー上達講座【アドベントカレンダー2021 5日目】

この記事はアドベントカレンダー2021 5日目の記事です。

 

ICON音楽班3年のK+2Mochiです。

さて、過去のブログを見たことある人は分かると思いますが私は重度の音ゲーマーです。太鼓の達人とかグルコスとかCHUNITHMとかをめちゃめちゃドカドカシャンシャン鳴らしてる人です、ハイ。

そんな音ゲーマーですが、「よく音ゲーってどうしたら上手くなるの?」といったことをよく聞かれます。そこで、自己流ではありますが「音ゲー上達講座」を勝手に開講したいと思います。

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この講座は主に3段階に分けて進めていきます。

 Lv1. リズム感を身に着ける

 Lv2. 譜面のリズムを知る

    Lv3. 譜面を処理できるようになる

 また、そもそもの大前提として「音ゲーの腕前がすぐに上達する」といったことは基本的にありません。何回も繰り返しやっているといつの間にかできるようになるのが音ゲーです。気長に楽しんでいきましょう。

 

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Lv1 リズム感を身に着ける。

「そもそも音ゲーなんかやったことないし、簡単な譜面でもクリアが怪しい...。」

まさに☆THE 初心者☆といった方に向けた講座です。ある程度自信のある方は次のLv2へと進みましょう。

音ゲー「曲に合わせてリズムよく演奏するゲーム」です。そのためリズム感は基本かつ重要なスキルなのです。この講座ではそのリズム感を身に着けることが目標です。

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早速ですが皆様、「BPM」というものをご存じでしょうか?

これは「Beat Per Minute」の略で端的に言えば「曲の速さ」を表します。曲のリズムというのはこのBPMの速さで決まるため、リズム感を鍛えるためには必要不可欠です。

例として、”となりのトトロ”の主題歌「さんぽ」で考えてみましょう。この曲のBPMは「120」となっており、これは「この曲の4分音符は1秒間に120回のペース」であるということを表します。

 

....これだけ聞くと「何言ってるのか分からん」という人が多いでしょう。そこで、今回は感覚的に学べるように「メトロノーム」を使用します。

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まず、適当なアプリでいいのでメトロノームを手に入れます。そうしたらメトロノームを120に設定して鳴らしながら先ほどの「さんぽ」を流してみましょう。

メトロノームの周期と曲のリズムが一致しましたね。これが「4分音符のリズム」です。音楽においてこのリズムこそが全てのベースになります。

ほとんどの音ゲーには曲ごとにBPMが表記されているため、試しにいろいろな曲でメトロノームと同期させて「4分音符のリズム」を鳴らしてみましょう。また、慣れてきたらメトロノームを鳴らさずに自分で4分音符のリズムをとってみましょう。

 

これができるようになると、曲を聴いただけである程度その曲の基本となるリズムが分かるようになります。これこそがリズム感なのです。

ここまでできた人は次のLv2へステップアップしましょう。

 

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Lv2 譜面のリズムを知る。

「そこそこできてると思うんだけど、なんかクリアできないんだよなぁ...」

そんな音ゲーに少し慣れてきた方初心者に向けた上達講座です。ある程度自信のある方は次のLv3へと進みましょう。(?)

(なお、「譜面は理解できるけど手が動かない」といった方は次のLv3に進みましょう。)

「リズム感は身に付いたけど、ゲームとしてクリアできない」といった方は多いんじゃないでしょうか? ここでは譜面からリズムを理解できるようになることが目標です。

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個人的な感想ですが、音ゲーが上手くできない人のほとんどは「譜面のリズムよりも曲のリズムに引っ張られている」ことが多いように感じます。つまり、譜面で指示されたリズムではなく、自分の知っているその曲のリズムに合わせて叩こうとしているのです。これは音楽としては正しいですが、音ゲーとしてはNGです。

音ゲーの譜面は単にボーカルやメロディー合わせなのではなく、裏でなっているドラムやギターの音に合わせられていることもあります。そのため、自分の知っているリズムで叩いてもクリアはできません。

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ではどうすればいいのか?「譜面で指示されたリズムを理解できるようする」のです。譜面を見て「あぁ、この曲の譜面はこのリズムで叩けばいいんだな」というのを理解できるようなればいいのです。

 

ここで有効なのが「オート演奏」です。オート演奏はその譜面においてどのリズムで叩けば正解なのかを示してくれる素晴らしい機能です。オート演奏を流しながら流れているリズム通りに手を動かしてみましょう。間違っているところでは音がズレるはずです。これで繰り返し練習しましょう。

(オート演奏が存在しない音ゲーの場合はフルコン動画を検索しましょう)

 

慣れてくると譜面を見るだけで正しいリズムが分かるようになるはずです。譜面の静止画を見ただけでリズムが分かるようになれば完璧でしょう。

 

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Lv3 譜面を処理できるようになる

「譜面は理解できるけど手が追い付かない...」

「叩けるけど、ノーツがたくさんあると訳が分からなくなる....」

そんな悩める音ゲー中級者に向けた上達講座です。

難易度の高い譜面をプレイしたとき「頭では分かるけど叩けない...」といったことがあれば、あなたは十分今までの内容が身についているでしょう。ここではそういった難易度の高い上位の譜面でも譜面を処理できるようになることを目標とします。

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まず、1つだけ補足をします。初めに挙げたような「頭では分かるけど叩けない...」というのは「譜面のリズムは分かるし叩けるはずだけど流れてくると処理できずに叩けない」という状態のことを指します。「リズムが複雑で譜面を見ても分からない」「譜面のリズムが叩けない」という場合はLv2に戻って鍛えなおしましょう。

さて、「頭では分かるけど叩けない」の解決策を先に述べましょう

「慣れ」です。

いや、ほんとにこればかりは何度もやって慣れるしかないんだよなぁ...

...これで終わらせるわけにはいかないので、ちゃんと説明します。

高難易度音ゲーの攻略方法は「譜面を分割して処理すること」です。

 

音ゲーの譜面は難易度が上がるにつれてどんどん密度が上がっていき、頭の処理速度を早くする必要があります。「頭では分かるけど叩けない」は脳の処理が間に合っていないからです。

ですが、どれだけ難易度が上がってもほとんどは基礎の積み重ねです。ここではいくつか例を挙げたいと思います。

≪「太鼓の達人」夏祭り(鬼)≫

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いきなりこれが流れてくるとノーツの多さから混乱してしまいます。しかし、ノーツをよく見て区切ってみましょう。

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この地帯は「ドドドッ」と「カカカッ」だけで構成されていることが分かります。つまり、「ドドドッ」「カカカッ」という簡単な処理が何度も続いていると考えれば混乱せずに処理できるでしょう。

≪「CHUNITHM」ナイトオブナイツ(master)≫

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この手の音ゲーでも同じことが言えます。左の譜面ではタップスライドが入り混じっていて混乱しそうになりますが、右のように区切ってしまえば1つ1つはなんて事のない基礎的な配置です。

このように譜面を分割しながら処理することでプレイしやすくなるでしょう。

 

...え?どこで分割すればいいって?そう、この答えが「慣れ」なんです。もう後は自分の処理できる配置を増やすためにいろいろな譜面をプレイして地力をつけるしかありません。がんばれ!

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ここまで自分流の音ゲー上達講座を紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?最後に重大なことを伝えます。

「ゲームは楽しんだもの勝ち」

ほどほどに音ゲーライフを楽しみましょう。以上、K+2Mochiでしたー。