寝正月にはSCP財団【アドベントカレンダー2019 1日目】
この記事は ICON Advent Calendar 2019 1日目の記事です。
皆さんこんにちは。プロ班の ふれうと です。
早速ですが、皆さんは私たちICONプログラミング班の活動を知っていますか?
私たちはゲームを作ったり、競技プログラミングをしたりしています。
もちろん、せっかくゲームを作るのなら面白いゲームを作りたいですよね。
そこで私は面白いスト―リーや引き込まれる世界観のゲームを構築するために、小説や漫画を読んだり、youtubeを見たり、ネットサーフィンをしたりします。
そんな中から、私が今ハマっている「SCP財団」について紹介したいと思います!
SCP財団とは?
SCP財団とは?
SCP財団とは、自然法則に反した物品・場所・存在(「SCPオブジェクト」と呼称される)を取り扱う架空の組織の名称であるとともに、それについての共同創作を行う同名のコミュニティサイトである。
要するに、オカルト・ホラーを題材としたWeb上の小説集みたいなものです。
SCP財団の名前は、財団の理念である
確保(Secure)
収容(Contain)
保護(Protect)
の頭文字をとったものとなっています。
また、SCP財団というコミュニティの特筆すべき点は、作品が
特別収容プロトコル(Special Containment Procedures)
という、SCPオブジェクトを取り扱うための手順書の形をとって作られている点です。
これによって、一見した作品がより深い意味を持っていたことに後から気づくことがあったりします。
また読み手側にも想像力を働かせる余地、あるいは想像力を働かせる必要があり作品に対して主体的に楽しめます。
とりあえず私の解説より作品を読んでほしいのですが、SCP財団をはじめて知ったという方のために一つだけ解説します。
先ほどSCP財団は特別収容プロトコルの書式で作品が書かれていると言いました。各特別収容プロトコルには、取り扱うオブジェクトのオブジェクトクラスというものが設定されています。
オブジェクトクラスとは簡単に言うと、オブジェクトのヤバさみたいなものです。
とりあえず以下の3つを知っていれば大丈夫です。
Safe
...ちゃんと収容してれば安全
Euclid
...ヤバさがわからなかったり、ヤバいけど世界が滅ぶほどではない。
Keter
...ヤバイ、マジヤバイ。世界とか滅ぶ可能性あるしヤバイよ。
解説もこれくらいにして、さっそく作品を読んでいきましょう!
初めての方へオススメSCP
初めての方向けのオススメSCPを紹介します!
内容が分かりやすく、面白く、SCP財団の雰囲気をつかみやすい作品が多いと思います。
(初めての方へのオススメSCPなので、SCPを知っている人は読んだことのある作品ばかりだと思います。そういった人はこの章は飛ばして大丈夫です。)
想像力を働かせて作品を読んだら、別の作品を読むのも良し、解説しているサイトを探すのも良し。SCP財団を楽しんでください!
次は私のお気に入りSCPを紹介します。
お気に入りSCP
読みましたか?
次の章では上記のSCPのちょっとした解説をするので、先に上記のSCPを読むことをお勧めします。
先にネタバレを見るのはつまらないですからね。
読みましたね?
ちょっとした解説、それと思い出。
SCPの内容の解説と、はじめて読んだ時の思い出なんかを書いていきたいと思います。
SCP-240-JP
SCP財団の作品の中にはSCPを読んでいる読者にのみ仕掛けがわかるというものがあります。
逆にわざと読者を混乱させるような作品もあります。
この作品は読み始めたうちは何が何だかわからないですが、最後の補遺ですべての謎が解けるどんでん返しが面白い作品ですね。
SCP-650-JP
このような超常的な力を携えながらも人間味あふれるSCPオブジェクトが私は好きです。
世界を滅ぼすような力があっても、必ずしも皆がそれを行使するわけではない。
そんな不思議な世界観もSCP財団の魅力の一つだと思います。
SCP-512-JP
「これは本当にSafeクラスか?」と、はじめて読んだとき思いました。
なにかがおかしい、そう思ってググると以下のサイトが見つかりました。
これは是非、皆さんもこのサイトを読んでほしい。
この解説記事はとてもよく書かれていて、SCP-512-JPの背景の深さに驚くと思います。
このように本編よりも解説記事が長くなる、考察しがいがあるのがSCP財団の作品の素晴らしい点でもあります!
SCP-243-JP・SCP-147-JP・SCP-998-JP
恩人三部作とも呼ばれる三作です。
時系列的には
SCP-147-JP → SCP-243-JP → SCP-998-JP
の順になります。
何を隠そう、感動的なSCP財団の作品が好きなんです。私
これらの作品には象徴的な一言や tale(外伝作品のこと)があり、とても印象深いです。
SCP-243-JP
「果たして、それにはどれほどの勇気がいるのだろうか。」
SCP-147-JP
「心当たり? 私たちはそれを見たじゃないか。」
もうこの言葉を聞いただけで、涙腺が緩みます。
SCP-998-JPには次の tale が。
ほんとにこの三部作好き。
きみは、世界で一番の・SCP-120-JP
良い作品との出会いは、出会い方もあると思うんですよね。
わざと 先にtale(外伝作品)を紹介しました。
私も最初に tale から読みました。
SCPオブジェクトと(研究員でもDクラスでもない)普通の少女の交流を、SCPオブジェクトの視点から見るとどう見えるのか。
そこからは各々の好きなものを感じれば良いと思います。
SCP-3620
ほとんど何も危険性の無いようなSCPオブジェクト。
でもSCPオブジェクトであることには変わらないわけで...。
「我々はEuclidやKeterを恐るべき存在だと考えるあまり、所謂“Safe”のSkipも人の世界観を完全に破壊できることを忘れがちになるようですね。」
SCP-1000・SCP-2000
やっぱりキリ番は骨太の名作ですね。
SCP財団はコミュニティサイトなので、キリ番なんかはイベントが開催されて最も優れた作品が選ばれたりするそうです。
この作品については、私に解説できることなんか無いです。
多くの tale や解説記事があるので、ぜひ探して楽しんでください!
SCP-1450-JP
数あるSCP財団のメタ作品の中でも、群を抜いてカッコいいものの一つ。
SCP財団と各国の対立関係が描かれているという意味では珍しい作品でもある。
「さあ、悪を始めるぞ。」
伊ップス
SCP-161-JPの tale です。
腕が伊れないのはピッチャーとして致命的ですからね。
ドラフト会議で指名されなかったのも頷けます。
終わりに
ここまで読んで頂きありがとうございました。
SCP財団の作品はまだまだたくさんあるので、ぜひ色々探してお気に入りの作品を見つけてください!
最後に、私がSCP作品を探すときに使っているものを紹介します。
SCPが作品内の一言と共に紹介されます。
私はそこでビビっときた一言があれば読んでいます。
それでは、長々とお付き合いくださりありがとうございました。
この記事を皆さんが読んで、楽しんだり佐ったりしてくれれば嬉しいです。
ねこでした
CC BY-SA 3.0に基づく表示
Author: Dr Gears, Epic Phail Spy
Title: SCP-682 - 不死身の爬虫類
Source: http://www.scp-wiki.net/scp-682
Author: Ikr_4185
Title: SCP-040-JP - ねこですよろしくおねがいします
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Author: Dr Dan
Title: SCP-096 - "シャイガイ"
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Title: SCP-161-JP - 伊れない病
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Title: SCP-650-JP - 人でなし、でく人形
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Title: SCP-512-JP - エクストラ・クエスト
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Title: SCP-243-JP - 恩人へ
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