自作pcたとえ話【ICONサマーブログリレー2019 7日目】
この記事はICONサマーブログリレー2019 7日目の記事です。
はじめに
こんにちは。プロ班のふれうとです。
今回は、自作pcについて初心者向けの記事を書こうと思います。
この記事では、
向けに、自作pcの構成をたとえ話を用いて説明したいと思います。
<注意> この記事は自作pc初心者向けの記事であり、説明をわかりやすくするために説明の一部の正確性が損なわれてい場合があります。予めご了承ください。
そもそも「自作pc」とは
そもそもの話、自作pcについて言葉しか聞いたことがない人もいるでしょう。
自作pcとは、パソコンのパーツを買ってきて自分で組み立てたパソコンのこと、あるいはその行為を指します。
なお、ここで言うパソコンはデスクトップパソコンのことです。
そう説明すると
「へぇーすごいね。はんだごてとか使ってるの?」
「難しそうだね」
など言われたりしますが、はんだごては使いませんし、そんなに難しくもありません。
個人的にはプラモデル製作よりも簡単なんじゃないかと思っています。
(筆者はプラモデルを作ったことが無いので実際のところはわかりませんが...)
自作pc製作には三つの工程があります。
- pcパーツを選ぶ
- パーツを買ってくる
- パーツを組み立ててpcにする。
自作pcが難しいと言われる所以は主に「pcパーツを選ぶ」工程がわかりづらいからだと思います。
そこで、この記事では自作pcを構成するpcパーツとその役割をできるだけわかりやすく伝えたいと思います。
自作pcの構成
主なpcパーツを挙げると、
CPU、GPU、サウンドカード、CPUクーラー、メモリー、ストレージ(HDD、SSD)、マザーボード、電源ユニット、PCケース
などがあります。
ではこれらの役割と関係を解説していきます。
CPU
CPU(Central Processing Unit)は中央演算処理装置とも呼ばれ、パソコンの核となるパーツです。
パソコンは基本的にすべて計算で動きます。CPUの役割はその計算を行うことで、パソコンにとっての脳みそのような存在です。
CPUの能力が高いほど高速で計算でき、パソコンの動きは速くなります。
GPU
GPUの役割も計算です。CPUとの違いは、GPUの計算は画像処理に特化した計算だということです。
一般的なpcではCPUがGPUの役割も兼ねることも多いのです。
しかし、自作pcの用途は3Dゲームや動画編集などの画像処理が重視されるものが多いので、自作pcではCPUとは別にGPUを用意することが多いです。
GPUの能力が高いほど、綺麗な画像や高いフレームレートで描画できます。
サウンドカード
サウンドカードの役割は音響機能の強化です。
サウンドボードが無くてもパソコンに音響機能はありますが、より鮮明な音が聞きたい時などはサウンドカードを使用します。
CPUとGPUとサウンドカードの関係
ここで一つたとえ話をします。
あなたは「株式会社 自作pc」のCEO!
そして「株式会社 自作pc」には優秀な三種類の社員が!
CPU
サウンドカード
普段の仕事はCPUに、
イラスト関連の仕事はGPUに、
音楽関連の仕事はサウンドカードにまかせています。
パソコン内部でも、適材適所で各パーツは働いてるんですねぇ。
CPUクーラー
CPUクーラーの役割はCPUを冷やすことです。
CPUは発熱します。そのままにしておくとCPUが熱で正常に動かなくなることがあるので、CPUを冷やすためにCPUクーラーを使用します。
CPUクーラーにはいくつか種類がありますが、多くはファンを用いてCPUを冷やす方式です。
CPUを酷使するようなら、できるだけ良いCPUクーラーを使う必要があります。
メモリー
メモリーは主記憶装置とも呼ばれ、またスマホではRAMと呼ばれることが多いです。
メモリーの役割は、パソコンが計算する際の一時的な記憶です。
この記憶は通電してる間しか保持できません。電源を落とすとこの記憶は失われます。
メモリーの能力が高いほど、多くのアプリケーションを同時に動かしたり、ブラウザで多くのタブを開くことが出来ます。
ストレージ
ストレージは補助記憶装置とも呼ばれ、またスマホではROMと呼ばれることが多いです。
ストレージの役割は記憶の保持です。ストレージは電源が落ちても記憶を保持できます。
メモリーの記憶がそのままだと電源を落とすと共に消えてしまうので、パソコンはメモリー上の記憶をストレージに移すことで記憶を保持しています。
ストレージの能力が高いほど、多くのデータをパソコンに保存できます。
HDDとSSDはストレージの種類です。二つは異なる機構で作られていますが、ストレージとして同じ役割を果たします。多くのパソコンではどちらか一方が使われていますが、自作pcでは両方使うこともあります。
HDDとSSDの比較
HDD(Hard Disk Drive)
- 安価
- 大容量
- 物理的な衝撃に弱い
- 音が出る
SSD(Solid State Drive)
- 高価
- 容量が小さい
- HDDより高速で読み書きできる
- データ保持期間がHDDより短い
- 音は出ない
CPUとメモリーとストレージの関係
CPUとメモリーとストレージの関係のたとえ話です。
ここは「株式会社 自作pc」
忙しく働くCPU
CPUが社員なら、メモリーは仕事机であり、ストレージは書類棚です。
仕事机であるメモリーが大きいほど、CPUは同時に多くの仕事(計算)が出来ます。
そして書類棚であるストレージが大きいほど、多くのデータをパソコンに保存することが出来ます。
HDDとSSDの違いは、HDDは安くて大きい棚であり、SSDは高い代わりに高速で棚から机に取り出せる書類棚という感じですね。
ここで重要なのは、もしあなたが
「おれ、タブとかめっちゃ開くな~」と思えばメモリーを、
「わたし、めっちゃデータ保存するよな~」と思えばストレージを
強化する必要があるということです。逆を強化しても思うような結果は得られません。
マザーボード
マザーボードの役割は全てのパーツをつなぐことです。
全てのパーツはマザーボードの上に配置され、マザーボードを通して情報の伝達や電気の受け取りを行っています。(一部、ケーブルを使ったりはしますがここでは割愛します。)
マザーボードはパソコンに無くてはならないパーツであり、パソコンの骨格ともいえる存在です。
実際、各マザーボードによって接続できるCPUやメモリーの数は決まっており、マザーボードは名実ともに骨格というにふさわしい働きをしています。
電源ユニット
電源ユニットはその名の通り、パソコンに電気を供給するためのユニットです。
特に説明のしようが無いのですが、一つ注意点があります。
パソコンの各パーツは大まかな電気使用量が明記されており、そこから電源ユニットの必要容量が計算できます。しかし、ギリギリの電源容量だと不測の事態に耐えられず、電源が突然落ちてしまうことも考えられます。なので、電源ユニットは大きめの電源容量を選ぶことをおすすめします。
PCケース
組み立てたパソコンの外見を決めるのがPCケースです。
あなたのパソコンにふさわしい外見を選んでください。
(つまり、好きなやつを選べばOK!)
一部が透明でCPUなどが眺められるようになっているものもあります。光るCPUやGPUもあり、パソコン用の電飾もあるので、組み合わせれば闇夜に光る自作pcの完成です!
(「自作pc」で画像検索すると実例が見れます。)
PCパーツの選び方
ここまでの説明で大まかなパソコンの構成は理解できたかと思います。
では実際に自作pcを組むにあたって、どのようにパーツを選べば良いのでしょうか。
おすすめは「目的をはっきりさせること」「優先順位を決めること」です。
自作pcは安くないので、自分の予算の都合でどうしても全て欲しいパーツで揃えられないことがあります。
そのような時、
「自分は3Dゲームをやりたくて自作pcを組むから、他を安いものにしてもGPUだけは良いものを買おう。」
「動画編集用のパソコンを新調したいんだけど、前のはアプリをたくさん開くとカクついてたからメモリーは前の倍にしよう。」
「私はクラウドでデータを保存するから、ストレージはそんなに大きくなくて良いか。」
なんて風に考えると、パーツ選びがしやすくなると思います。
もちろん
「自分は最強の自作pcがつくりたい!よし、バイトを増やそう!」
というのも一つの考えかもしれません。
どこで情報を探せば?
この記事を読んで、実際に自作pcを組む気になったそこのあなた!
最新の自作pc関連情報を探すのにおすすめのサイトと雑誌はこちらです。
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/
自分も自作pcを組む時は、このサイトで最新情報を得ました。
この夏から月刊から季刊に変わったんですね。知りませんでした。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事が、あなたの自作pcに対する興味や、自作pc製作の一助になれば幸いです。
(画像:いらすとや)